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文句さん

アユ釣りを中心として、趣味のことなどで気になったことについて、文句、批判、クレーム、言いがかりをつけていきます。 自己中ブログなので気に入らない意見などはスルーします。

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理由

これまでにいくつか琵琶湖産鮎(の主に信者)を批判してきたし、
これからもすると思います。
なので、一応その理由を書き留めておこうと思います。

理由1
言われているほど釣りのための放流魚としての性能が高くないと思っている。

理由2
あまりにも一方的に皆が口をそろえて琵琶湖産サイコーなどと言って、
違和感が非常にある。

はじめに、理由2の理由。
雑誌やDVD、新聞、ブログ、SNSなど、ありとあらゆるところで、
琵琶湖産サイコーと叫ばれまくっていますね。
個人のブログやSNSでは、それぞれの考えを述べるのは自由ですね。
雑誌やDVDでも、制作者の意図があるのは当然ですね。
ただ、新聞だけは・・・日本のマスコミは、建前上、
公正に報道ということになっているはずなんですけど、
中部ブロック紙の傘下のスポーツ紙は、相当偏ってますよね。
針糸メーカーのテスターがライターしてて、
内容が微妙でもそのまま載せるとか、ちょっとどうかなと思います。
まあ、言論の自由があるのでいいんですけど、
皆が右へならえと言うのも気持ち悪いので、
誰も相手にしないようなブログであっても対抗してみたい気にはなるのです。

そして、メインの理由1です。
あらゆるところで、琵琶湖産はよく追うと言われますね。
私にはその実感がありません。

前にも一度、
琵琶湖産が活性が高まるのが低水温寄りという論文に言及しました。
ここには、こうも書いてあります。
「両地方品種においてそれぞれ最大の活動性を示す水温下での値においては
両品種間に攻撃性の差異は見られない。
つまり、琵琶湖系アユの攻撃性が強いという考えは、ある特定条件下
(水温が低い等)で生じる見かけ上のことである可能性が高く、
必ずしも琵琶湖系アユが海系アユに比べ強い攻撃性を示すとはいえない
と考えられる。」(1)

私もそう思います。
条件が整っていれば、海系だろうと琵琶湖系だろうとよく追うと思います。

おそらく、「でも初期は琵琶湖産がよく釣れる」という反論があるでしょう。

ただ、現在は、初期の低水温では冷水病の影響で全体的に釣れませんよね。
最も鮎を知り尽くしている人であろう高橋勇夫さんが
昨年の雑誌で、種苗性についてかなり詳しく解説をしていましたが(2)、
そこでも、琵琶湖産の釣られやすさとかに言及しつつ、その傾向は、
「冷水病が広く蔓延する平成2年の前半までならば」と注釈つけてました。
(琵琶湖産信者の皆さんは、おそらく、この一文は無かったことにするのでは
そして、冷水病は出ていないなどと言ったりも)

さらに、近年、9月に海産の遡上鮎の大釣りを楽しむ人がたくさんいますが、
その時期に錆び始めて釣れなくなる琵琶湖産見ても、
琵琶湖産はあまり追わないとは言いませんよね。
アンフェアだと思います。
水温的にも、産卵期から逆算した成長段階的にも、
超高活性になる時期がずれているので、
活性がMAXの状態同士で直接比べることができず、
どちらが上なんてわからないと思います。

釣っている中で、現在では、琵琶湖産が優秀とは思えないのです。
遡上魚の恩恵を受けているエリアに、
あえて遡上魚にダメージを与えるリスクを冒してまで、
放流する価値があるのかどうか・・・
遡上魚の恩恵がないエリアでは、
ここでは書きませんが、ちょっと理由は違うのですが、
やっぱりどうかな?疑問だなあ?
私はこのように思っているのです。

(1)澁谷竜太郎・関 伸吾・谷口順彦.  1995.  海系アユおよび琵琶湖系アユのなわばり行動の水温別比較.  水産増殖, 43: 415-421.
(2)高橋勇夫.  2016.  鮎種苗の現在から入れ掛かり河川を考える.  鮎釣り2016.  釣り人社.  pp. 122-124.

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前アタリ

昨年に引き続き販売された前アタリのDVDの第二弾、見てみました。

勉強にはなりました。
特に、名手でも、
前アタリだと思っていたものがそうとうな割合で違うこと。
DVDで撮影されていた条件ぐらいなら、
本物の前アタリとして感じている絶対量は、
自分と名手でたいして違わないと思いました。
少しぐらいは自信を持ちながら釣りができるようになるでしょうか。

ところで、
勉強になった以外では、2点ほど気になるところが。

ひとつ目、
あまり種苗性について語らない名手の兄弟、
珍しく、琵琶湖産なのに・・・とか言ってましたね。
よく追うはずの種苗なのにあまり追わない、
よく追うのは抜かれたのかな?
的な感じでさらっと触れてましたね。
琵琶湖産について何度か指摘しましたし、今後もするつもりなので、
ここではスルーしておきます。

ふたつ目、
感度について。
いろいろな名人と呼ばれる人がよく使う表現として、
「針が底石をカリカリと引っ掻くのが感じられる」
という類いがあります。
このDVDでも出てきました。

私は、それは違うと思います。
針は逆バリでオトリアユにくっついてます。
水中糸はハナカンでオトリアユにくっついてます。
中ハリスは弛んでます。
つまり、石を引っ掻いた音は、
魚体(生体)を通して水中糸、そして竿へと伝わります。
フロロカーボンとナイロンの初期伸度の違いを気にする名手レベルになると、
軟組織の筋肉等を伝わるの振動はそんなにクリアにわかるのでしょうか?
しかし、データがなくても、
筋肉を通過した振動がクリアではないことは想像できます。
ただし、骨の両端につながっているなら、理解できます。

実際は、針が引っかかったのでオトリが止まった感触、
針が引っかかったのでオトリがグネグネしている振動、
これらを感知しているはずです。
竿の感度を宣伝したいがために、
石を掻いた振動が伝わったと言っているのでしょうが、
嘘はいけませんね。
多くの人が参考にしたいと購入して見るDVDなので、
誤解がないように正しい表現をしてほしいと思いました。

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また塩だらけ

また寒波がきてました。

ちょうど峠越えする用事があったのですが、
行きの路面は積雪、車が通ると舞い上がるぐらい冷えてました。
しかし、対向にいつもの黄色い車が・・・

いやな予感がしながら帰り道、案の定です。
中途半端に溶けた雪が、さらなる降雪で塩分濃度が下がり、再凍結です。
本来は粉雪が積もった路面のはずが、
シャーベットが乗っかったブラックアイスにされてました。
まあ、よく滑りました。

頼むので塩を凍結防止剤とか融雪剤とか呼ぶのやめてほしいです。
あれ撒けば全部雪が溶けたり凍結することがなくなると思い込む人が増えます。
ただ単に凝固点降下させてるだけなので、そうではないのに。

撒くなら一粒の雪や氷がないぐらいまでしてほしいですね。
中途半端に撒かれると、錆びるし滑ります。
特に今回通った道がそうですが、国直轄国道はひどいです。
手当たり次第に撒けばいいというものではありません。
県管轄の道はお金がないからなのか、むやみに撒いてる感じではないですね。

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セッション

新作のアユ釣りDVDを見てみました。
良い作品でしたね。

ダイワ、シマノ、がまかつと異なるメーカーのテスターが共演、
しかも、メーカー自体が協力しているようで、
その辺は好きなところですね。

釣り技術の解説などはそんなに詳しくはしていないものの、
釣りDVDにありがちな、道具の過剰すぎる宣伝、
特に、この道具はこう使うべき的な押しつけがましさは無く、
好印象でした。

釣りをしながら解説するのはほかと変わらないのですが、
しゃべっていることが、釣り技術のくどい講釈ではなく、
どのように考えてそこに立ち、移動し、オトリを入れているのかを
実況、中にはぼやきなどもあり、
この辺は非常に参考になりました。

変な思い込みの主張などもなく、
穏やかに見ることのできるタイプのDVDでした。

このようなものが増えるといいですね。

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きさい

釣りビジョンで磯釣り界の鬼才の2016年の釣りを振り返ってましたね。

この回は少し控えめでしたが、
いつも思うのですが、
食べ頃とか言いながら、小さなアマゴの大量捕獲、目に余りますね。
高知県や徳島県では10cm、愛媛県では15cmがアマゴの体長制限ですね。
手の大きさとの対比から、本当にその大きさを超えているのだろうかと、
ものすごく疑問です。
体長が手の幅超えてないというのはどうかと思います。
少なくとも、サイズを確認しているシーンはありませんよね。
もし、やっているのであれば、テレビなんですから、
疑義が生じないようにそこははっきりと見せてほしいです。
計ってないなら、だめですね。1mm欠けても違反ですから。

もう一つ、私の餌ネタ、「湖産」という言葉がありました。
宮崎の一ツ瀬川で鮎釣りしてましたね。
「湖産」だから幅が広いとか、鰭がどうとか、湖産独特とか、
どうも、琵琶湖産に対してよく使われる言葉を発していました。
実際はダムから遡上してきた魚ですが、由来が気になりました。
琵琶湖産由来のダム湖産なのか、海系の陸封のダム湖産なのか、
意識して発している雰囲気ではなかったので、
ものすごく気になりました。

どういう考えで一ツ瀬ダム湖からの遡上アユを
湖産独特と表現したのかわからないところでもあるので、
ここからは鬼才のことではなく一般論で。
一番見たかった文献が手元にないので、
一ツ瀬川のアユについては、正確なことは言えないのですが、
九州のダム湖や自然湖で陸封されているのは、たいてい海系アユですね。
たとえば、岩瀬ダム湖(1)、御池(2)は海系とされています。
「何とか産」が大好きな鮎師の皆さんが当然お気に入りの
鶴田ダム湖の陸封アユも海系です(3)。
そして、鶴田ダム湖からアユを入れた四国の野村ダムのアユも
もちろん海系です(3)。
陸封されているアユがすべて「湖産」という括りとするなら、
多くの鮎師が琵琶湖産がすばらしいと言っているものの
海系も陸封されたら素晴らしい「湖産」となり、遺伝的背景を無視して、
琵琶湖産を高評価する自らの考えを自ら否定してしまうことになりますね。

鬼才も含め、鮎釣りの人は妙に種苗性にこだわるのですが、
なんかその中身、理由、根拠がモヤモヤしたものになってます。

(1)大木雅彦・坂本龍一.  1997.  アイソザイム分析手法による魚介類の優良遺伝形質の選抜試験 県内陸封アユのアイソザイム分析.  平成7年度宮崎県水産試験場事業報告書, 301-303.
(2)大木雅彦.  1998.  アイソザイム分析手法による魚介類の優良遺伝形質の選抜試験 県内陸封アユのアイソザイムによる系統分析.  平成8年度宮崎県水産試験場事業報告書, 307-310.
(3)関 伸吾・高木基裕・谷口順彦.  1995.  DNAフィンガープリントとアロザイム遺伝標識による野村ダム湖産アユの遺伝的変異保有量の推定.  水産増殖, 43: 97-102.

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プロフィール

HN:
あじめおじさん
性別:
男性
職業:
さかな飼い
趣味:
さかな釣り
自己紹介:
中部在住、へそ曲がりの鮎釣り好きおじさん。
ひたすら自己中心的に・・・
自分のことを上げる棚は超大きい!

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