http://niwaella.ichi-matsu.net/%E3%82%A2%E3%83%A6/%E6%96%B0%E8%A3%BD%E5%93%81新製品
釣りビジョンで鮎の新製品紹介の番組を見ました。
新製品紹介なので、メーカーの宣伝文句が並ぶのはわかっており、
とくに文句をつけるところはないと思ってました。
しかし、どうしても気になりました。
サイトマスターの紹介コーナーです。
テスターが、サイトマスターが良いという理由を述べてましたが、
ガラスレンズなので見え方が違うといことを強調しており、
特に、ほかの偏光グラスのポリカとは違うんだと盛んに言ってました。
納得できませんね。
同価格帯の高級偏光グラスは、ほとんどが
特殊樹脂のCR39や、ウレタン系のMRシリーズのレンズですよね。
コンベックスとかコダックとかCR39やMRばかりです。
さらにはサイトマスターのレンズを作っているタレックスも
主力はCR39ですよね。
確かに、CR39やMRよりもガラスの方がクリアなのは事実と思いますが、
たいした差でも無いので、
一般用メガネも、いまではほとんどがMRとかです。
ものすごく傷つきにくいとか、度数が上がっても薄く作れるとか
そのような特別な用途がない限り、プラスチックレンズばかりです。
このような、ガラスに匹敵する、
あるいはその他の利点を総合するとガラスを上回る性能の
眼鏡用プラスチックレンズと比べないと話にならないと思います。
まあ、安物ポリカ偏光と比べれば、段違いなのは事実ですが・・・
(というか、ポリカの安物って意外と少ないです)
ポリカーボネイトのしっかりした偏光グラスは、
スワンズやオークリーが主力にしてますが、
どちらもスポーツグラスメーカーなので、耐衝撃性とか重視のはずです。
釣りの偏光グラスとは重要視するところが違う、
つまり土俵が違うんですよね。
ただ、耐久性の話も出てましたが、
これはガラスが一番だというのは十分わかります。
それと、加工が下手だとプラスチックの偏光レンズでは歪んでしまうのも
ガラスレンズを使う利点ではありますね。
あと、ミラーコートにこだわっている旨の発言もありましたね。
乱反射で目が疲れるかららしいですけど、
ミラーコートで乱反射対策ですか・・・
ミラーは強烈な直射対策とか、色が濃くなった的な機能で
全体的な光を多少多く反射するだけです。
乱反射は偏光フィルターや偏光コーティングで取り除き、
ミラー自体は、相手から目が見えないとかが、狙った機能のはずです。
むしろ、ミラーコートはクリア度が落ちるし、
(クリア度のためにガラスの選択じゃなかったのか?)
裏写りで見えにくくなるデメリットがあります。
ここは完全におかしなポイントですよね。
ポリカのくだりなど、サイトマスターのホームページそのままなので
メーカーが考えた宣伝文句だろうことはよくわかります。
でも、その宣伝文句を言葉にして発してしまえば、
そのテスターの言葉になってしまいます。
宣伝をごり押ししたいのはわかりますが、
もう少し考えた方がいいのではないのでしょうか。
[0回]
PR