http://niwaella.ichi-matsu.net/%E3%82%A2%E3%83%A6/%E5%89%8D%E3%82%A2%E3%82%BF%E3%83%AA前アタリ
昨年に引き続き販売された前アタリのDVDの第二弾、見てみました。
勉強にはなりました。
特に、名手でも、
前アタリだと思っていたものがそうとうな割合で違うこと。
DVDで撮影されていた条件ぐらいなら、
本物の前アタリとして感じている絶対量は、
自分と名手でたいして違わないと思いました。
少しぐらいは自信を持ちながら釣りができるようになるでしょうか。
ところで、
勉強になった以外では、2点ほど気になるところが。
ひとつ目、
あまり種苗性について語らない名手の兄弟、
珍しく、琵琶湖産なのに・・・とか言ってましたね。
よく追うはずの種苗なのにあまり追わない、
よく追うのは抜かれたのかな?
的な感じでさらっと触れてましたね。
琵琶湖産について何度か指摘しましたし、今後もするつもりなので、
ここではスルーしておきます。
ふたつ目、
感度について。
いろいろな名人と呼ばれる人がよく使う表現として、
「針が底石をカリカリと引っ掻くのが感じられる」
という類いがあります。
このDVDでも出てきました。
私は、それは違うと思います。
針は逆バリでオトリアユにくっついてます。
水中糸はハナカンでオトリアユにくっついてます。
中ハリスは弛んでます。
つまり、石を引っ掻いた音は、
魚体(生体)を通して水中糸、そして竿へと伝わります。
フロロカーボンとナイロンの初期伸度の違いを気にする名手レベルになると、
軟組織の筋肉等を伝わるの振動はそんなにクリアにわかるのでしょうか?
しかし、データがなくても、
筋肉を通過した振動がクリアではないことは想像できます。
ただし、骨の両端につながっているなら、理解できます。
実際は、針が引っかかったのでオトリが止まった感触、
針が引っかかったのでオトリがグネグネしている振動、
これらを感知しているはずです。
竿の感度を宣伝したいがために、
石を掻いた振動が伝わったと言っているのでしょうが、
嘘はいけませんね。
多くの人が参考にしたいと購入して見るDVDなので、
誤解がないように正しい表現をしてほしいと思いました。
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